DDoS攻撃とは?狙い・リスク・有効な対策をWebセキュリティのプロが徹底解説!

「最近ニュースで聞くDDoS攻撃ってどんな攻撃?」
「DDoS攻撃を受けたらどんな被害がある?」
「自社のサイトをDDoS攻撃から守るためには何をすればいい?」

このような疑問や不安を感じている企業担当者様は多いでしょう。

DDoS攻撃とは、複数のコンピュータを使って特定のWebサイトやサーバーに大量のデータを送り込み、正常にサービスを提供できないようにするサイバー攻撃の一種です。

本記事では、ウェブサイト保守管理サービスを提供するマウンテンフィールドが、DDoS攻撃の基本から具体的な対策まで分かりやすく解説します。


目次

DDoS攻撃とは?基本的な仕組みを解説

DDoS攻撃(Distributed Denial of Service Attack)は、複数のコンピュータから同時に大量のアクセスを行い、特定のサーバーやWebサイトを機能停止させるサイバー攻撃です。

たとえば、人気商品の販売開始直後、Webサイトがアクセス過多でダウンすることがありますが、DDoS攻撃はこれを意図的に引き起こす攻撃手法です。


DDoS攻撃の主な目的(攻撃者の狙い)

攻撃者がDDoS攻撃を仕掛ける主な狙いは、以下の通りです。

  1. 金銭目的の脅迫
    • 攻撃を止める代わりに金銭を要求する。
  2. 企業や組織への抗議
    • 特定企業の方針に不満を持つ攻撃者が抗議活動として行う。
  3. 嫌がらせ・個人的な恨み
    • 個人的な恨みやいたずら目的で攻撃されるケースもある。
  4. 競合他社の妨害
    • ライバル企業のサービスを妨害し、自社を有利にする目的。
  5. 他の攻撃を仕掛けるための目くらまし
    • DDoS攻撃を仕掛けている隙に不正ログインや情報漏洩を試みる。

日本国内で実際に起きたDDoS攻撃事例

日本国内で実際に発生したDDoS攻撃の事例をいくつかご紹介いたします。​

1. 東京五輪組織委員会へのサイバー攻撃(2015年)

2015年11月、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の公式ウェブサイトがDDoS攻撃を受け、約12時間にわたり閲覧不能となりました。

2. 日本航空(JAL)へのサイバー攻撃(2024年)

2024年12月26日、日本航空株式会社(JAL)がDDoS攻撃を受け、運航遅延が発生しました。

3. 行政機関「e-Gov」へのサイバー攻撃(2022年)

2022年、デジタル庁が運営する行政情報ポータルサイト「e-Gov」がDDoS攻撃を受け、総務省、文部科学省、宮内庁など4省庁23のサイトでアクセス障害が発生しました。

4. ライブ配信サービス「ツイキャス」へのサイバー攻撃(2024年)

2024年1月30日から、モイ株式会社が提供するライブ配信サービス「ツイキャス」が大規模なDDoS攻撃を受け、サービス全体でアクセスしづらい状況やトップページが表示されないなどの障害が発生しました。

5. 横須賀市のウェブサイトへのサイバー攻撃(2024年)

2024年2月20日、横須賀市の公式ウェブサイトがDDoS攻撃を受け、閲覧不能となる障害が発生しました。 ​

6. 2ちゃんねるへのサイバー攻撃(2010年)

2010年3月1日、日本の掲示板サイト「2ちゃんねる」が韓国のネットユーザーから大規模なDDoS攻撃を受け、サーバーが一時的にダウンしました。

これらの事例からもわかるように、DDoS攻撃は企業や公共機関を問わず、多岐にわたる組織に影響を及ぼしています。​適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。


DDoS攻撃による4つの大きなリスク

もしDDoS攻撃を受けてしまった場合、以下のリスクが考えられます。

  1. サービス停止による業務損害
    • サーバーダウンによって売上機会を失う可能性。
  2. 経済的な損失
    • 復旧作業や再発防止策などの追加費用が発生。
  3. 情報漏洩のリスク
    • DDoS攻撃が踏み台となり、個人情報漏洩が発生する場合も。
  4. 企業信用の低下
    • 「サイバー攻撃に弱い企業」として社会的信頼を失う。

DDoS攻撃からサイトを守るための4つの対策

マウンテンフィールドが推奨する効果的なDDoS攻撃対策は以下の通りです。

① 攻撃者のIPアドレスを制限

DDoS攻撃は多数のIPからのアクセスを伴うため、攻撃が明らかなIPを特定・遮断します。

② 海外からのアクセスを制限

攻撃は海外のサーバーから行われることも多いため、業務に支障がない範囲で海外からのアクセスを制限します。

③ CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を導入

世界各地に分散したサーバーを経由し、トラフィックを分散処理してサイトを守ります。

④ WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の導入

Webサイト特有の攻撃をリアルタイムで検知・遮断し、高度な攻撃に対抗できます。


マウンテンフィールドのサービスでDDoS攻撃を防御

合同会社マウンテンフィールドでは、DDoS攻撃をはじめとしたサイバー攻撃からWebサイトを守るためのサービスを提供しています。

サービス内容ライトプラン(月額1万円)プレミアムプラン(月額3万円)
定期アップデート◯ 月1回◎ 随時対応
バックアップ管理◯ 月1回◎ 週1回以上
CDN・WAF導入△ 基本対応◎ 高度設定対応
マルウェア定期スキャン◯ 月1回◎ 週1回
緊急復旧対応◯ 順次対応◎ 最優先・即時対応
セキュリティ診断× なし◎ 四半期ごとに実施
SEO診断・改善アドバイス× なし◎ 四半期ごとに実施

万が一のための不正ログイン対策もご用意

高度な攻撃によりID・パスワードが漏洩した場合、不正ログインが発生する可能性があります。
当社では、万が一のための『AIを活用した不正アクセス検知サービス』もご提供しています。

  • リアルタイムで不正ログインを検知・遮断
  • AIを活用した精度の高い防御
  • 導入が簡単で低コストなオプション提供

まとめ:DDoS攻撃対策は企業の義務です!

DDoS攻撃を受けると、企業にとって深刻な経済的損失や信用低下につながります。
被害を未然に防ぐためには、早期の対策が重要です。

マウンテンフィールドのウェブサイト保守管理サービスなら、低コストで高品質なDDoS攻撃対策と不正アクセス防止を実現できます。

「自社サイトのセキュリティが不安」「具体的な対策を知りたい」という企業様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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